こんにちは!
今週は比較的涼しいかな?という気候ですね!32度くらいで涼しいかなっていうのも昔と比べるとどうなのか?笑 という声も聞こえてきそうですが、温暖化の影響でしょうか。
先日、サハラ砂漠が10%砂漠化しているというニュースをみたり、南アフリカのある地域では砂漠化が深刻で11年間雨が降っていない街があり、2m以上も砂が積もっていて建物が埋まっていて住人が掘り起こしているというニュースを目にしました。
日本はまだ恵まれているのでは?と思ってしまいますね。これらのニュースでは先進国の二酸化炭素の排出量のツケを二酸化炭素の排出量が少ない国や地域が払っていると記載されていました。
一ニュースの記事の少しの言葉ではあり、100%鵜呑みにするのも良くないと思いますが、日本人も一人一人が考えていかなければいけない時代になってきたのかな?と感じました。
というわけで前置きが長くなりましたが、今回からは
「家を長生きさせるために」
というタイトルで数回に分けてお話していこうと思います。
なるべく長く住んで環境に優しい暮らしをしていきましょうという話で、私たち日本の建築業界の人間や住まいを持つ方々が一体何ができるのか?という話でもあります。
しっかりやると割と難しい話になってしまうのでなるべく簡潔に書きます笑
まずタイトルの家を長生きさせるにはどうしたらいいかというと、単純に
メンテナンスをすること
だと思います。
ですがメンテナンスは、みなさんあまりやられていないという印象です。
住んでしまうとなかなかお手入れまで気が回らないし、費用的にも安くないからでしょう。
ちなみに日本の住宅の寿命は約25年ほどと言われておりました。(今はもう少し伸びたかも?)
35年のローンを払い切る前にリフォームやお手入れの時期がくるということです。
ハウスメーカーの保証期間を見ても10年〜20年が多くなっているので大体そんなものでしょう。
中には、60年の保証期間があるメーカーもありますが、あくまで躯体の話だったりするので設備や外壁、屋根などは別だと思います。もしそれができるとすると10年くらいに一度外壁の塗り替えや張り替え、屋根の吹き替え工事が前提だと思います。それだけ難しいことなのだと思います。
ですが、躯体だけでもどうにかなればリフォームは問題ないのだと考えられます!
群馬はお蚕さん農家が多かったので古民家がよくありますが、築100年以上の建物の躯体は丈夫で腐ったり、虫に食われたりすることもなくまだまだ使えることが多いようです。
昔よく使われていたのが栗の木。栗の木の家は柱もしっかり使える状態であることが多いです。
ヒノキもやはりしっかり残っている印象です。ですが今の家ではどちらもレッドウッドやホワイトウッド、スギなどと比べると高級な木なのでなかなか躯体に使われることも少ないでしょう。ヒノキは使ってるところもあるかな?
今ではしっかりと防腐防蟻処理をされているのでなかなか躯体がやられるということもないでしょう。
建築基準法も機能してますしね!地震大国日本では躯体は生命線です。メンテナンスはしっかりと行いましょう。
躯体のメンテナンスというとなにができるか?いうと
・5年に一度の防腐防蟻処理(床下)柱は針をさしたりしてできるらしいですが。
・10年ごとの外壁、屋根の点検、補修箇所の確認と工事
ここはやっておいて間違いないと思います。
一番怖いのは、群馬だとシロアリです。
シロアリに食べられてしまうとどんなに地震に強く作っても、長持ちすると言われてもシロアリにやられてしまうと25年の寿命の家になってしまいます。
シロアリ対策やメンテナンスはしておいて損はないです!
消毒はちょっと臭いですけどね。
長く建っていてくれる躯体を維持することでリフォームがかけやすくなり、次の世代や家を必要とする家族に使ってもらえるような住宅文化になったらいいなぁと思います。
そうしたら無駄な森林伐採もなくなって知らない国の人々の暮らしを脅かすこともなくなるかもしれないですし、一人一人がこういった意識を持つことで家は長持ちするし、環境破壊は抑えることができるしでいいことしかないですよ笑
欧米ではこういった文化があるので新築よりは家を買って直すという文化のようです。
以前アメリカのホームセンターに行ってびっくりしました!
まるまる一棟建てられる材料が揃っていますし、普通にドアを担いでレジに行く男の人はいるしで笑ってしまいました!近年ではDIY文化も浸透してきましたが、プロに任せたほうがいいこともありますからね。無理をしないで餅は餅屋に頼みましょう。
そのための私たちですから。
今回は家を長持ちさせるにはメンテナンスをこまめにしましょう!というお話でした!
簡単なことですがなかなか実行できないんですよねぇ。
ではまたよろしくお願い致します。