飽きのこないデザイン

こんにちは!2022年も残りわずかですね!

12月はあっという間に過ぎてしまいました。年々1日が早くなり、1週間が早くなり、1ヶ月が早くなり、気づいたら11月になり、年末になっています。

忙しさにかまけて本を読んだり、新しいことを学ぶことをやめてしまわないよう、時間を大切に使っていきたいですね。

では今年最後の投稿になりますが、

「飽きのこないデザイン」というお話をさせて頂きます。

近年住宅業界で流行っているのは、

こんな感じのシンプルモダンや、ログハウスなどアウトドア系であったりが多く見られます。

モダンデザインはル・コルビジェのサヴォア邸やミースのファンスワース邸などは現代建築でも今の日本の住宅に大きく影響を与えているのではと思います。

今みてもめちゃくちゃかっこいいですからね!個人的には3大巨匠では、ライトが一番好きです。

ライトのプレーリーハウスやユーソニアンハウスなどの概念は私にとってはとても魅力的で建築を学び始めたときに衝撃を受けたのを覚えています。

ログハウス系では、B○SSさんは雑誌でも街中でもよく見ますよね。まだまだ根強い人気がありそうです。メンテナンスは大変ですが、とてもフュッゲな時間を自宅で過ごせるのは魅力的です。

ではこれらの住宅のデザインが、5年後、10年後も流行っているか?と聞かれたら正直疑問です。

シンプルモダンもシンプルなので飽きがこないかと思いますが、数年後どうなるのでしょうか。

ログハウス系もそうですね。だいぶ下火になってきた感はありますし、数年前はサーファーズハウスなんかも流行っていましたが、今はどうでしょうか?

一部のファン層はあるかと思いますが、そうでない方たちは一時ほど好みではなくなってきているのではないでしょうか。

デザインのいいものは時代を経ても一定のファン層がいるので0にはならないと思いますが、その時の好みで家を建てて10年後、20年後好みが変わっていないとは言い切れないですし、デザイン的にも古いものになってしまっているとも思います。

では、過去、現在、未来変わらず良いデザインとして人気のあるものとは何か?

伝統的なデザインがそれにあたるのではと、個人的は思います。

例えば日本では、和風建築や和モダンなどです。

和風建築や和モダン、神社建築に素材の古さはあってもデザイン的に古いなぁと感じることは少ないと思います。

海外でも住宅街の街並みは昔からあまり変わっていないように感じます。

日本は逆で時代ごとに住宅のデザインも変わっていくので街の雰囲気もごちゃごちゃしている印象です。こういうところにも国民性が出るのだなと建築史も学んでみると面白いです。

ただ、こういった住宅のデザインの流行り廃りは日本の大手メーカーが発信してきたのでしょう。

現代はSNSの普及もあって多様な情報が手に入ります。

好きなデザインも見つかり、メーカーや工務店、大工にもイメージのオーダーをしやすくなっていると思います。そういった意味ではもっと日本の街並みは多様なデザインの家がならんでくるのではと思います。

そこで飽きのこないデザインの家をどう計画するか、どのようなデザインの住宅を考えるかは難しい選択になるかと思います。試しに30年ほど前のデザインの住宅を見てみるといいかもしれません。

私はできることなら20年後も30年後も好きなデザインの家に住んでいたいと思ってしまうので、シンプルな外観(綺麗に保て、デザインの古さを感じない)か伝統的なデザインの2択かなぁと思っています。

この辺は好みの部分が大きくなってきますのですべてではありませんが、持続可能な社会を目指し、次の世代に繋いでいく意識で家づくりをしていくと使用する材料だけでなく、デザインもサスティナブルにしていくべきだと思っています。

これから家づくりを考えている方には、できればお子さんの世代、その先の世代のことを考えて使用する材料やデザインを考えていただけると幸いです。

最後は私の思い的な話になってしまいました笑

ですが来年も少しでも皆様の家づくりの参考になればと思い更新していきます。

ではまたよろしくお願い致します。