暑い夏を乗り切る涼しい家づくりの仕方 「窓編 Part.1」
こんにちは!夏になり、最近は涼しい日が続いていますが私どものメインエリアの群馬、埼玉、栃木は例年全国的にも気温がかなり高くなります。熱中症には十分に気をつけていきましょう!
今回は、「暑い夏を乗り切る涼しい家づくりの仕方 」というテーマで3回に渡って書いていこうと思います。
家づくりにおいて近年では、高気密、高断熱の家が主流になってきましたね。どのハウスメーカーも
性能が良くなってきていますし、工務店レベルでも独自の性能をプラスしたりして、ニーズに応えているなと感じております。
では、高気密高断熱の家では性能は大体一緒なんじゃない?という声も聞こえてきそうですが、
実は高気密高断熱といえど性能はピンからキリまであります。
今回はPart.1と題し、一番熱の流入の多い「窓(サッシ)について」ご紹介します。
住宅で使われる主な窓の種類は、
・アルミサッシ
・アルミ樹脂複合サッシ
・樹脂サッシ
・木製サッシ
とあります。
現在の主流は、アルミ樹脂複合サッシでしょうか。
アルミサッシは本当に見なくなりましたね。
また、一部の大手サッシメーカーでは、近年樹脂サッシを推奨しています。
10年ほど前までは、樹脂サッシは高価で本当に一部の住宅メーカーや北海道など寒い地域でしか、
使われていませんでした。
木製サッシは一部輸入住宅メーカーが標準採用していたりしますが、まだまだ金額が高いイメージです。あとメンテナンスが大変です笑
昔の家は木製のサッシや窓が多くありました。トトロのサツキちゃんとメイちゃんの家なんかも木製サッシでしたね!木は動くので立て付けが悪くなったりで開けづらそうなシーンもありましたね。
このように種類がある窓ですが、私がおすすめするのは
「樹脂サッシ」です!
構造などは各サッシメーカー様のHPを見て頂くとわかりやすいイラストで断面などが見れます。
樹脂サッシのフレームは名前の通り樹脂(プラスチックのようなもの)でできています。
アルミなどの鉄製品に比べ、熱伝導率が低くなっています。
例えば、フライパンに例えるとわかりやすいのですが、アルミサッシは焼く部分、
樹脂サッシは取手の部分です。

当然、焼く部分は熱くなり素手では持てないですが、取手の部分は樹脂や木を使われているので持てますし、料理中に熱が伝わり熱くなることもないと思います。
これと同じ現象がご自宅の窓でも起こったとすると窓のフレームは熱くなり、外側の熱が中に伝わりやすくなります。室内側はやけどするほど熱くはなりませんが、エアコンなどで冷やした空気に触れるので室温が上昇する原因になります。
樹脂サッシはフレーム部分はすべて樹脂となっているのでアルミ、アルミ樹脂複合に比べ、室内への影響はかなり少なくなります。
樹脂サッシを採用することで、夏場のエアコンの効率もよくなりますし、外出中の室温の上昇を抑えることもできます!(帰宅時のもわっとした感じが変わります!*ほかにももわっと感を抑える方法がありますので、後日お伝えします!)
海外の先進国では、樹脂サッシや木製サッシが何十年も前から使用されているくらいですから実は日本の住宅業界は他の先進国と比べ遅れているのかもしれません。(地域性もあるので一概には言えないですし、トイレなどの設備はトップクラスです)
次に窓と言えば、ガラスです!
次回は、暑い夏を乗り切る家づくりの仕方 「窓編 Part.2」としてガラスについて、ご紹介していきます!
次回もよろしくお願い致します!