暑い夏を乗り切る家づくりの仕方 「窓編 Part.2」
こんにちは!
梅雨に逆戻りしてしまったような過ごしやすい日が続いていますね!
私としては夏より冬のほうが好きなのでありがたいですが、豪雨の被害に遭われている地域も
ありますので、心よりお見舞い申し上げます。
さて、今回は前回に引き続き「暑い夏を乗り切る家づくりの仕方 「窓編 Part.2」」というテーマで
お話しをしていこうと思います。
前回のブログを見ていない方は是非ご覧ください!家づくりのヒントになればと幸いです。
前回は窓のフレームについて話しましたが、
今回はガラスです!
住宅の室内の熱や空気が一番逃げるのは窓などの開口部で、およそ70
%と言われていました。いくら断熱材を良くしても窓が良くないと、それこそ窓を開けてるのと一緒なんですねー!
昔、住宅で一般的に使われているガラスは、ひと昔前だと、一枚だけのガラスでした。
今は古道具屋さんに行ったりすると昔の家で使っていた窓が売られていたりしますね!
(余談ですが、結構人気らしく買っていく人も多いのだとか)
ガラスに装飾がされていたりで今みると結構おしゃれだったりします。
強い風が吹くとガタガタいうやつですね。トトロが飛んでるときのサツキちゃんとメイちゃんちも
ガタガタいってました。
今では1枚ガラスは商業建築などではガラス張りに使われたりしますが、一般住宅では見なくなりましたね。それだけ日本の住宅性能も上がってきたということでしょうか。
各住宅メーカーのサイトなどを見てみると、ペアガラスと言われる2枚ガラスが主流になってきていますね。
2枚のガラスの間には、空気層があったりします。(こちらは後述で解説します。)
また一部のメーカーや工務店では3枚ガラスのトリプルガラスサッシなんてものも採用されていますね。
そして最近ではカルテルガラス(4枚ガラス)も出てきました。
私の知る限りだと10枚ガラスを採用したお宅もあります。もはや壁ですよね。ガラスの透過性と空気層での断熱を可能にしているようです。もちろん開けられないフィックス窓(はめ殺し窓)ですが笑
当たり前の話ですが、ガラスが多くなればなるほどサッシ自体の重量は重くなります。
ペアガラスでも大きな掃き出し窓になると結構な重さです。成人男性ひとりで窓を外せるか微妙なところですね。それが3枚、4枚となると大変さは増すと思います。
ただし、断熱性能は上がるので涼しい家、暖かい家は作りやすくなるでしょう。
なので、クーラーや暖房の効きをよくして外気の影響を受けづらくして、室内の空気を逃さないという対策が打てるのはガラスを何重にするかも関わってくると思います。
夏の対策として有効なのはガラスの枚数だけではありません。
ガラスとガラスの間の空気層も関係してきます。
この空気層に充填されている気体も違いがあります。
詳しい数値は避けますが、市場にあるものでは、
・空気(普通の空気)
・アルゴンガス
・クリプトンガス
・真空
私の知る限りだと真空が最強です。結構高額ですし、扱える会社も限られてます。
現場で見たことはないです。笑
普通は空気が入っていることのほうが多いですが、ガスをしっかり入れている会社も増えましたね。
アルゴンガス、クリプトンガスはだいたい断熱性能は同じくらいです。体感はあまりわかりません。
聞きなれない気体かもしれないので、なんとなく説明しておくと
アルゴンガスもクリプトンガスも断熱性の高い気体になります。
例えば、最近はあまり新築でも見なくなりましたが、蛍光灯をイメージしてください。
昔の豆電球(LEDの普及してない時代)は電気をつけてると熱くて持てないくらいです。
熱を持つので熱帯夜なんかは電気を消したほうが涼しかったくらいです。
ですが、蛍光灯は電気を消したあとすぐに触ってみても持てないくらい熱くなってないんですね。
実は蛍光灯にはアルゴンガスが充填されていたので熱が伝わりづらくなっていたということです。クリプトンガスも同様ですね。熱を帯びるのを抑えるクリプトン電球なんてのもあります。
空気が充填されているサッシとアルゴンガスやクリプトンガスが充填されているサッシ、
どちらがガラス面からの外気の影響を受けず、室内の空気を逃さないかというと
やっぱりガス入りなんですよね。空気かガスかでも結構ガラスを触ると違うので比べる機会があれば触ってみると納得できると思います。結露もしづらいですし、そんなに高くならないし、いいことのほうが多いので、ガス入りを選ぶことをおすすめします!エアコンの効きも違うでしょう!
(ちなみに性能の高いサッシでも結露はしづらいだけで、しないことはないです。使用環境で変わります。理科の話ですね。)
また、近年のガラスにはLow-E加工という特殊な金属膜が貼られています。
新しいお家を見ると青とかゴールドとか黒っぽい窓ガラスだったりしませんか?
昼間は室内が外から見えにくい効果もありますが、Low-Eは夏場の高い角度からの太陽の熱や紫外線をある程度カットする効果があります。反対に冬場は低い角度に太陽が来ますのでその熱は透過させ、紫外線はカットするという性能を持っています。
体感としては正直あまり分かりません笑
でも理論的には理解はできますね!なんとなく「あー太陽の熱カットするんだー涼しそうね!」
くらいな感じかと思います。
でもLow-EもLow-E2、Low-E3など数字があがると塗膜の回数が増えたりでカット率も上がるそうです。
Low-E3とかだとなんとなく曇りの日なんかは窓からの光も少し暗い感じがするので、2か普通のでもいい気がします。
というわけで、長くなってしまいましたが、まとめると
窓ガラスは
ペアガラスでも十分ですが、アルゴンガス、クリプトンガスなどのガスが充填されているLow-E加工のされているものを選んだほうが、ガラス面からの熱の流入を抑えられるのでエアコンの効きも良くなるし、エアコンを消しても涼しい状態が続きます。
もちろんガラスの枚数は多いほうがいいですが、重たくなるし、まだまだ高いし・・・
少しお金出してトリプルガラスにしてもその投資分を回収できるのかはちょっとわからないですよね。
この暑い群馬でもペアガラスのアルゴンガス入り、Low-Eで十分対応できますので
その分樹脂サッシにするとか、窓の形を考えるとかしたほうが良いかもですね。
では、次回は、暑い夏を乗り切る家づくりの仕方 「窓編 Part.3」で窓の形について
ご紹介します!個人的には一番大事かも?という窓の形の話です!
それではよろしくお願い致します!